本物のファイルを書く、マークダウンエディタ
スマートフォン向けのマークダウンエディタの多くは、何も整形して見せないか、書いたものを独自のデータベースに入れてしまいます。これは書いている最中から整形された文章を見せたうえで、選んだフォルダにただの .md ファイルとして保存します。同じファイルを Obsidian でも vim でも、何ででも開けます。
- 無料。iPhone、iPad、Mac、Android、Windows に対応
- 同じファイルの表示モードとソース表示
- 書き出す必要は、ずっとありません
2つの表示、ひとつのファイル
表示モードでは見出しが実際の大きさになり、表は表として並び、コールアウトには色の帯がつきます。どのブロックもタップすればその場で編集できて、モードを切り替える必要はありません。ファイルそのものを見たいときは、⋯ メニューの「ソースを表示」で、YAML フロントマターも含めた全体が等幅テキストになります。こちらも完全なエディタです。どちらも同じ経路で書き込むので、改行コードと BOM はそのまま保たれます。
ソース表示。表示モードで見ていたのと同じファイルを、何も隠さずに。
使い続けられるかどうかを決める、編集まわりの細部
自分で続いていくリスト
ハイフンと空白を打って Enter を押せば、次の行もハイフンから始まります。番号付きリストは自動で数が増え、チェックリストは新しいチェックボックスを出し続けます。空のリスト行で Enter を押すとマーカーは消えるので、リストから抜けるのにバックスペースを3回押す必要はありません。
親指の届くところにあるツールバー
スマートフォンとタブレットでは、キーボードのすぐ上にボタンが並びます。インデント、アウトデント、チェックリスト、箇条書き、太字、斜体、リンク、取り消し、やり直し。リンクのボタンは空の括弧を挿入し、次に入力する位置にカーソルを置きます。Mac に画面上のツールバーがないのは、ハードウェアキーボードにすでにショートカットがあるからで、Tab と Shift+Tab がリスト行のインデントとアウトデントになります。
手で直せるフロントマター
YAML フロントマターは、ふつうアプリが隠して保存のたびに書き換えてしまうものです。ソース表示では区切り線も各項目も編集可能なテキストとしてそこにあります。プロパティに打ち間違いがあった日や、日付の書式が違った日に欲しくなるのは、まさにこれです。
理解できない記法には手を出さない
生の HTML、ドル記号2つで囲んだ数式、%% コメント、Dataview のクエリ。TaskForge はこれらを整形したふりをせず、静かな等幅テキストとして表示し、書いたとおりにそのまま書き戻します。解釈できないものを黙って整形し直すエディタこそが、保管庫が壊れる原因です。
本当にタスクであるチェックボックス
ノートの中のチェックボックス行は、期限と優先度とリマインダーを持つタスクです。ボックスをタップすればファイルが変わります。同じタスクがリストにもホーム画面のウィジェットにもカレンダーにも現れます。もともと他のどこにも存在していなかったからです。
2台の端末、ひとつのファイル、黙って消えるものはなし
開いている間に別の端末がそのノートを変更した場合、TaskForge は2つのボタンが並ぶバナーを出します。自分の内容を残すか、ディスク上の内容を取り込むか。勝手に決めることはありません。ブロックエディタでもソース表示でも同じ確認です。
編集はブロック単位で起きる
段落をタップすると、その段落がテキストフィールドになります。まわりの文章は表示モードのままなので、たった1語を直すために生のマークダウンの壁に落ちることなく、いま見ていた場所を保てます。各ブロックは安定した識別子を持っていて、だからこそそのブロックだけを保存し、ファイルの他の1バイトにも触れずに済みます。
1バイトも変わらない、の意味
保存時にファイルを正規化してしまうエディタは珍しくありません。CRLF の改行を書き換え、BOM を取り除き、表を組み直し、フロントマターの項目を並べ替える。これは git の差分として現れるまで、あるいは自分では編集していないファイルの競合として現れるまで、目に見えません。TaskForge は変更したブロックだけを書き戻し、改行コードと BOM を保つので、開いて閉じただけのノートはディスク上で同一です。
ウィキリンクとタグは生きたまま
[[ウィキリンク]] はタイトルとして表示され、その名前のノートを開きます。#タグ はタグのままです。どちらも括弧だけの文字列や死んだ文字列になることはなく、保存時に書き換えられることもありません。
デスクトップのキーボードには、デスクトップの挙動を
Mac では Tab と Shift+Tab が現在のリスト行をインデント・アウトデントし、それ以外の場所では通常どおり動くので、ふつうの文章で Tab が奪われることはありません。デスクトップに浮いたツールバーがないのは、ハードウェアキーボードにすでにショートカットがあるからで、その一段ぶんウィンドウが本文に使えます。
このエディタにできないこと
どれかが致命的なら、ここで分かるほうがいいはずです。
左右に並べたライブプレビューはありません
ソースとプレビューを横に並べる表示はなく、表示モードとソース表示を切り替えます。スマートフォンではこれが正解ですが、広い Mac のウィンドウでは物足りないかもしれません。
画像の埋め込み表示はありません
画像へのリンクを書けますし、ファイルにもそのまま残りますが、TaskForge が画像を表示することはありません。添付ファイルはツリーに淡色の行として並びます。
コードブロックのシンタックスハイライトはありません
コードブロックには一段浮いた背景と等幅フォントがつきますが、言語ごとの色分けはありません。
マークダウン編集についてのよくある質問
エディタはファイルをどこに保存しますか?
ワークスペースの設定時に選んだフォルダの中に、端末上の .md ファイルとして保存します。アカウントもサーバーもありません。そのフォルダが iCloud Drive にあるか Obsidian Sync で同期されているなら、あなた自身の同期がファイルを運びます。
保存するときにマークダウンを整形し直しますか?
いいえ。触っていないブロックはそのまま書き戻され、改行コードと BOM も保たれます。ソース表示でノートを開いて何も変えなければ、ディスク上のファイルは1バイトも変わりません。
どのマークダウン記法を表示できますか?
見出し、箇条書きと番号付きリスト、タスクのチェックボックス、コードフェンス、引用、Obsidian のコールアウト、GFM の表、水平線、ウィキリンクです。それ以外はそのまま保たれ、素の等幅テキストとして表示されます。
YAML フロントマターは編集できますか?
はい、ソース表示で編集できます。フロントマターの区切り線も各項目も、編集可能なテキストです。
マークダウンエディタは無料ですか?
はい、対応するすべてのプラットフォームで無料です。プレミアムはカスタムリストとスペース、そしてカレンダーの予定の作成と編集が対象で、このページの内容はどれも含まれません。
Obsidian と一緒に使えますか?
はい。保管庫のフォルダを指定すれば、同じファイルを読み書きします。コールアウト、ウィキリンク、Obsidian Tasks の記法はどれも往復して壊れません。Obsidian のプラグインではなく、同じファイルの上で動く別のアプリです。
マークダウン以外のテキストファイルの編集にも使えますか?
編集には使えません。.txt、.csv、.json、.log、.yaml、.xml などのテキストファイルは読み取り専用でプレビューでき、アプリを離れずに値を確認できます。編集の対象はマークダウンのノートです。
表には対応していますか?
はい。GFM のパイプ表は本物の表として表示され、画面が狭いときはその表だけが横スクロールします。表のマークダウンは、他のブロックと同じように編集できます。
数式や Dataview はどうなりますか?
どちらも書いたとおりに保たれます。数式ブロックも Dataview のクエリも、整形されることはなく、まして黙って書き換えられることもありません。TaskForge は推測するくらいなら生のテキストを見せます。
文字数カウントや集中モードはありますか?
ありません。これは長文執筆の環境ではなく、ノートとタスクのためのエディタです。タイプライタースクロールや目標文字数が欲しいなら、執筆に特化したアプリのほうが向いています。
いつも持ち歩いている端末で、マークダウンを書く。
ダウンロードは無料、使うのも無料。エディタに費用はかかりません。